史上初の地方自治体発行マンガ「コミックいわて」に
2 が出ましたね。
今回は、岩手ゆかりの漫画家14人の書き下ろし作品のほか、
有名漫画家9人のイラストも収録されています。
皆さんは、もう読みましたか?
私は、バッチリ 笑わせて頂きました~
中でも、地下沢中也先生の「バンカラの恋」を読んで、
高校時代を思い出しましたよ。
バンカラ
ご存知ですか?
擦り切れた学生服に、破れた学帽をかぶり、
高下駄はいて、マントをはおり、
腰には てぬぐいをぶらさげている。
日本古来の精神を守る 男子学生のことです。
バンカラって死語でしょ?と、笑った方もいるかと思いますが・・・
岩手には、この伝統が根強く、
多くの高校で まだ「バンカラ応援団」が、存在しているんです
何を隠そう、私の出身校が バンカラでした・・・・・・。
思い出します。
入学式の次の日から始まる 地獄の応援練習を。 (以下、当時の想い)
真っ暗な 体育館(or各教室)で、応援団の登場を 緊張して待ち・・・、
(何で暗いんだー。恐怖感を煽るためかー。)
等間隔をあけて、生徒は整列。その間を バンカラが徘徊し・・・、
(止まるな。止まるな。私の前で止まるなー。)
声が小さかったり、歌詞間違えたり、手の振りが小さいと・・・
(あー。この続きは、辛くて言いたくない。)
だから、必死に家で練習しましたよ。
なぜ10曲以上もあるのかわからない応援歌を。
家族に「もーうるさい。」と言われようが、毎日歌い続けました。
(最後は、家族も歌えるようになりました。)
でも、応援練習の期間を乗り越えると、
「私は高校生になれたのね」 と スッキリ
生まれ変われたような 気持ちになったものです。
そして、芽生えるのが、バンカラへの尊敬の念。
辛い練習を積み、ボロボロの服で毎日過ごし、
チャラ男がもてはやされる時代に、なんとたくましいことか!!と、
応援団を応援したくなるのだから不思議です。
岩手県内では、バンカラとは
学力・体力・気力すべてを 兼ね備える
みんなが見習うべき 模範生 のことなのです。
しかし、最近では バンカラに 立候補する生徒は、著しく 減少しているそう。
「え~。 伝統守って、誰かやればいいじゃ~ん。」と
ついつい 言ってしまいますが・・・。
女の私は、絶対になることがないので、余裕からくる発言なのかもしれないですね。
地下沢中也先生の 「バンカラの恋」 には、
バンカラを 「やりたくない男子」 と 「やってほしい女子」 の気持ちが、
本当におもしろーく 描かれています。
(「やってほしい女子」が本気すぎて、おかしい)
そして
バンカラに「なってしまった男子」 と 「惚れてしまった女子」 の
恋の行方は・・・・・・?!
バンカラ出身の皆さんも、バンカラって何?の皆さんも
ぜひ、読んでください!!!!
(はせっち★)