梅雨のときの お話。
水たまりに 足を入れてしまい、
靴の中に水が ぬるぅ~っと 入ってきて、、、 思わず
「きゃっぽしたー。」と 言った私。
一緒に歩いていた 友人に
「何それ?英語?」と 笑われました。
日本語 だってば
靴に 水が入ったってこと!!!!!!
岩手から 出てきて
「これって、方言だったんだ」と 気付くことが 多くあります。
「このペン、書かさんないっけよー。」 と言えば
「このペン、書・け・な・い。」 と直され
「ごみ、投げていい?」 と聞けば
「えっ?怒ってるの?」 と心配され・・・。 ( 「投げる=捨てる」 )
同じ 日本なのに、言葉が 通じなーい
私は、東京で 語学留学しているような 気持ちです(笑)
この 寂しい気持ちを、アネッコツイッターで つぶやいたところ
岩手県出身の方からは、
「きゃっぽした って言うよー。」と、励ましの声が 届きました。
ありがとう (ぐすん)。
・・・あれ?
あれあれ? 返信が 来る来る
靴に 水が入ること、
「うちは、かっぱり、です (by雫石)」
「きゃっぱした、でしょ? (by江刺)」
「けっぱり、って言ってますよ (by矢巾)」
「きゃっぱりした、です (by盛岡)」
「かっぽり~」 「きゃっぽり」 「きゃっぱず」・・・・・・
なんだ この結果はーーーー
そして、
「私は、はせっちと同じ 一関出身ですが ’タコ釣った’ と言ってます。」
と、衝撃的な 返事も来ました。
タコ釣った??? 生まれは、漁師さんでは ないですか?
何故、同じ 岩手なのに
「靴に 水が入った」と いう方言が、こんなに あるのでしょうか?
靴に 水が入ることなんて、滅多に 起きないのに・・・。
靴に 石や砂が入る 方が多いし・・・。
雪国らしく「靴に雪が入った」方が、ウケルのではないか・・・といらぬ心配も・・・。
よーしっ それなら「きゃっぽした」の ルーツを 調べてやるぞ
と、意気揚々!調べはじめましたが、、、
ルーツは あり過ぎるし、難しすぎるし、まとまりません。
やっぱり、こういうのは、プロの学者さんに 任せましょう!!
はい、やめます
本当に、半信半疑で 聞いてほしいのですが、
・ 川入り(かわはいり) →きゃっぱり説
・ 貝を掘る →きゃっぽる説
等、イロイロ あったことだけは、一応 ご報告
あの 「タコ釣った」は、沿岸地域や 北海道など 海の地域を中心に、
「タコを釣る=足が濡れる」 とか
「足に 靴がくっつき、タコが吸いついているかのよう」
と いうような ルーツで 言われているようでした
( 信じるか 信じないかは、あなた次第。 まあ、信じないでください。 )
それにしても、靴に水が入って 「タコ」を 連想するなんて
身近に タコがいなきゃ、絶対に 出てこないことですよね~
方言って、地域の生活文化、そのもの から生まれてくるのかも。
それなら、きっと、岩手は、農業や漁業が 盛んで、
靴の中に ちょろっと水が 入ってしまうことが、他の県より 多かったんだろうな・・・と
勝手に 「きゃっぽした」の 仮説を 立てています
(ちゃんと勉強して、しっかり答えが出たら、、また、、 ブログに書きますね
いつになるやら)
さてさて、こうして 意味のないことを ダラダラ 書いてきましたが
方言は、生活や文化が同じ人には、説明しなくても わかる
不思議な ニュアンス なんじゃないかなと感じています。
地元の人にしかわからない、、秘密めいた暗号のよう、、
方言って、ミステリアスで いいじゃないですか?!!
今度「それ方言?」って 笑われたら
「フフ、暗号よ。 あなたに、わかるかしら?」 と、小悪魔風に答えてやろう
何はともあれ、
「きゃっぽした」
標準語ではない この表現方法を
絶滅させることなく、大切にしたいと 感じたのでした。
(はせっち★)