銀プラ応援女子会 anecco.ブログ

鹿踊りのワークショップに参加してきました

2012年8月26日 19:04

私は、フラダンスが 好きです。

地域に根付いた 舞踊や芸能のリズムが好きなのです。

 

なんで好きか と紐解くと、

やはり、生まれ故郷の 岩手に行きつくのかと 思います。

 

盛岡さんさ踊り、鬼剣舞、獅子舞、虎舞、各地域に伝わる盆踊りなど

 岩手には、伝統ある郷土芸能が どの地域にも存在します。

 

岩手人のカラダには、

太鼓や囃子の独特のリズムが 刻まれていると 思うのです。

 

 

 

 

岩手に数ある 郷土芸能の中で、私は 「鹿踊り」に 惹きつけられてしまいます。

CIMG3468.JPGのサムネール画像

(舞川鹿子躍保存会より)

 

 

 

それは 幼い頃から・・・

 

幼稚園だったか、小学生だったか (記憶が 超・曖昧)

岩手の郷土芸能が集う 「北上芸能まつり」を 見に行きましたmaple

 

鬼剣舞や獅子舞の 踊り手さんの、ほんのした サービス?だったのでしょうか。

客席まで来て、私の目線になって踊ってくれて・・・

 

私は喜ぶどころか、鬼の顔が 怖くて、うぎゃ------cryingsweat01と 泣き叫んだのです。

今でも、トラウマです。

 

 

そんな恐怖の 芸能まつりの中、

私などに 全く関心がなく、漂漂と舞っていたのが 「鹿踊り」でした。

 

 

鹿の頭は、私の はるか高い位置にあり、幸い目が合うことがなく。

鹿の目は、もっともっと上の 天高くを 仰いでいるかのようでした。

 

 

踊りは、堂々として、荒々しくも 颯爽として、美しい。

しかし、どこか 孤独にも見える・・・不思議な魅力。

 

 

「鹿踊り」は 私に興奮を与えることは なくても、そっとしてくれる。

少しだけ安心を与えてくれる 踊りなのでした。

 

 

 

 

 

で、ようやく本題ですが、、、 先日、都内で 

「日本の文化を学ぶワークショップ 鹿踊りを体験しよう」

開催されると 聞きつけて、参加してきましたーーsign03

 CIMG3373.JPG

 

講師は、(公社)全日本郷土芸能協会職員、行山流舞川鹿子躍 伝承者の

小岩秀太郎さんです

 CIMG3378.JPG

 まずは、鹿踊りについて、詳しく 紹介してくれました。

 

 

 

 

全国各地に 鹿踊りはありますが、

やはり、岩手・宮城に伝わるものが 最も有名であるそうです。

 

岩手の中でも、

bud 「太鼓踊系」 岩手県南部(旧仙台藩)に伝わる

bud 「幕踊系」 遠野市を南限として県中・北部(旧盛岡藩)に伝わる 

と分かれ、さらに 行山流、金津流、春日流などと 流派に分かれています。

 CIMG3375.JPG

 

 

 

ここからは、小岩さんの 伝承する「行山流舞川鹿子躍」を 軸にお話します。

 

鹿踊りは、八頭の鹿が「中立」と呼ばれる 鹿を中心に

女鹿子、脇鹿子等、それぞれ 役割分担をしながら、太鼓をたたき踊ります。

 

 

踊りも 何種類もあります。

「先祖を敬う」ものから 「女鹿をとられたっimpactって ものまで。

 

 

装束は 頭上に伸びる2本の「ササラ」、頭、太鼓、九曜紋と あります。

特長的なのは、やはり「鹿角」。 本物の角で、重さは15kg位だそうです。 大変!!!

CIMG3467.JPG

(舞川鹿子躍 保存会より)

 

 

角(頭)は、神聖なもので、あまり外に持ち出さないため、

縮小レプリカを、見せてくれました。

CIMG3380.JPG

 

 

 

 

 

場所を移し、いよいよ踊りの披露ですnote

 

 

本来は、紋や頭をつけるので、顔が隠れている のですが、

今回は、顔全開!で踊ってくれましたhappy01 (恥ずかしいそうです)

CIMG3386.JPG

CIMG3390.JPG

 

大ジャンプsign03 15kgの装束をつけて、踊るなんて大変ですsign03

CIMG3427.JPG

CIMG3387.JPG

装束をつけての激しい踊りで、

「鹿踊りハイになり、8人の踊りなのに、9人目が見えてくることがある。」

という、不思議な体験も お話くださいました。

 

古くから伝わる郷土芸能には、不思議な体験って、起こりそうですよねshine

 

 

 

 

 

続いて、違う地区の踊りも 見せて頂けることに。

 

鹿踊りのメッカ・奥州市に伝わる 「行山流都鳥鹿踊」から

高橋さんが 踊ってくれました。

CIMG3398.JPG

 

鹿が 他の鹿を脅しに行く という踊りも。

CIMG3443.JPG

CIMG3445.JPG

 

 

 

 

2つの地域の 踊りや装束の違い なども 説明いただきました。

CIMG3409.JPG

CIMG3400.JPG

  

一般の人の体験もあり、たいへん楽しかったです。

CIMG3424.JPG

 

 

 

 

 

最後に、非常に興味深い お話を聞くことができましたflair

 

 

鹿踊りは、本来、お祭りなどで派手にみせるものではなく

供養のための踊り だということ。

 

 

お盆の時期に、死者を供養するために、各家庭を回って踊ったのが習わしです。

 

 

だから、地域の誰でもが 踊れるものではなく、

家の長男など、選ばれた者にのみ、ひっそりと 伝えられてきたのでした。

 

(伝えることで、その地域のコミュニティから 抜け出せないよう、

 縛りをかけたものでも、あったようです。)

 

 

 

私が 小さい頃に感じた 孤独さ は、

鹿踊りの起源から来るオーラだったのかな、、とぼんやり考えた一日で、、、

 

鹿踊りの魅力にまた、惹きつけられたのでした。

 起源や踊りの意味も 知ったので、もう一度 じっくり見てみようflair

 

 

 

 

 

というわけで、小岩さん、高橋さん、ワークショップ関係者の皆様

お世話になりまして、ありがとうございました。

CIMG3464.JPG

 

 

 

 (はせっち★)

 

参考:「行山流舞川鹿子躍」 舞川鹿子躍保存会

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