岩手県は、北海道に次ぐ 面積を誇り、とにかく 広いので
まだ 食べたことがない 特産品って、結構 あるんですよね
( 以前に書いた「ビスケットの天ぷら」も そうですが・・・ )
私が 食べたことがなかったものの ひとつが
山田町の銘菓 「山田せんべい」 だったのです。
岩手県山田町は、三陸海岸の ほぼ中央に位置し
海と山の自然が豊かな 美しい町です。
この町で 古くから作られてきたのが 「山田せんべい」でした。
2011年3月11日に発生した 東日本大震災により
山田町は 壊滅的な被害を受け、山田せんべいも 操業することが できなくなりました。
しかし、復興のために、言葉ではあらわせない程の 努力を重ね
震災から1年以上過ぎた今年 5月より、製造・販売を 再開することができた
というお話を、新聞で 拝見していました。
復活を待ちに待っていた 「山田せんべいファン」は 多く、
販売しても すぐに売り切れてしまうほど、大人気だそうです。
その貴重な「山田せんべい」を、私も手に入れることが できまして、
( こちらは 「川最(かわさい)」さんのです )
せっかくなので、初めての お味の体験を、レポートしたいと思います
では、早速 オープン ★ OPEN
!!!!!????? これは・・・ !!!!???
黒い!
せんべいというので、勝手に 「南部煎餅」のようなものと 勘違いしていました
原材料表示を見て 確認したところ、どうやら 「ゴマ」の黒さの ようです。
米粉とゴマ、砂糖などを混ぜ合わせているよう。
薄い!
春巻きの 皮のように、5枚が ぺったりと 張り付いていて
1枚1枚、ペリペリッと 剥がしていきます。
柔らかい!
生タイプです。 持つと ぐんにゃり曲がります。
でも、全く破れることがなく、弾力もあるみたいです。
どこをどう見ても、今まで 見たことのない せんべい!
どうやって 食べたらよいのでしょう・・・・・・
とりあえず、そのまま 食べてみます。
思ったより硬い・・・。干し芋のような?
噛めば 噛むほどに、ごまの風味が 出てくるんだけど、、、
これは、このまま食べるの?調理して食べるの? ねえ、山田せんべい?
問いかけると、
パッケージに 「焼いたり、油で揚げたり~」と 記載してあるのが 見えたので
とりあえず、オーブンで 焼いてみることにします
( クッキーじゃないので、オーブンで焼くのか 怪しいところですが )
何分位 焼けばいいのか、全く わからないので、
オーブンに 張り付いて見ていると・・・・・・
!!!!!???? これは・・・ !!!!???
ぷくぷく 膨らんできたーーー
びっくりしたぞ、山田せんべい!
私の期待も、ワクワク 膨らみます
焦げ目がついたので、オーブンから出してみます。
すると
しゅん・・・ 一気にしぼんでしまいます。
ど、どうしたの、山田せんべい?
熱すぎて触れないので、しばらく放っておいたら
パリンッ
わーお★ パリパリになったぞ、山田せんべい!!
山田せんべいは、いろんな顔を見せて 楽しませてくれる
エンターティナー のようです。
それでは、できたてのお味を いただきます
うまーーーーーーーーーい
パリパリでゴマの甘い香り。 焼き目が香ばしいです。
うまいうまい
焼いた分が、すぐになくなってしまいました。
2回目のオーブン投入では、少し焼き時間を短くしてみると
パリパリではなく、モチモチになって、これまた、うまい
と、突然、あの干し芋のような食感が恋しくなり、
最後は、もう一度、生で食べました。
パリパリもいいけど、これはこれで
噛むほどに味が出てきて、美味しいな~と 最初の心配はどこへやら。
生タイプの ファンにもなるのでした
今まで、全国の いろんな煎餅と 出会ってきましたが、
山田せんべいは、他のどの煎餅とも似ていない。
オンリーワンの煎餅です
山田町でしか、味わえないのです。
山田せんべいが 復活してくれたことで、
またひとつ 伝統がつながっていきます。
本当に嬉しいです。
これからも、山田せんべいを食べて応援するぞー
(はせっち★)
山田せんべいは「道の駅 やまだ」で購入できます。