海女さん、南部ダイバー、まめぶ・・・・・・
『あまちゃん』で、久慈の文化や郷土料理は、一躍有名になりました。
最近では、「岩手出身です。」と言うと、
「じぇじぇじぇ~」と 返答されるように なりました。
『あまちゃん』効果は、こんなところにまで 広がっているんですね。
昔は、「「岩手出身です。」と言うと
「へー・・・・・・」と 沈黙のあとに、
「わんこそば、食べたことある?」と 言われるのが 関の山だったのに。
みなさんのレパートリーが増えて、嬉しい限り。
『あまちゃん』は終了しましたが、この熱はいつまでも続いてほしいです。
いまだ 聞かれたことがないのは、
「琥珀、もってる?」
可哀想なくらい、話題に あがりません。
『あまちゃん』の中でも、地味で 軽視されていたし、
聞いてくる人がいたら、小バカに しているはずです。
だから、声を大にして 言いたい。
琥珀は決して、ネタのオチに されるようなものでは ない
と いうことを。
まず、琥珀には ロマンがあります。
琥珀は、数千年前~数億年前の木の
樹脂が、土砂に埋もれて 化石化したもの。
恐竜が生きていた時代から、現代に タイムスリップできたような
壮大な ロマンが隠れています。
そして、安らぎが あります。
琥珀は、植物生まれ。
傷つけられた樹木が、自分を守ろうとして出す 樹脂が
化石に なったのです。
他の多くの宝石のように 鉱物ではありません。
ダイヤモンドのように、キラキラと 派手に輝くことは ないですが、
温かく、奥ゆかしく火照り、見飽きることのない輝き
があります。
岩手女性のもつ 美しさを 代弁しているようですね。
主な産地は、ヨーロッパ。
日本で 採れるところは少ないのですが、
国内最大の産地が、、、久慈市なのです。
私も夏に久慈琥珀博物館に行ってきました。
国内唯一の琥珀の博物館。
それだけあって、「日本ではここだけ!」が多い。
琥珀の坑道を見学できるのも、日本ではここだけ!
「琥珀採掘体験」ができるのも、日本ではここだけ!
夏に行った際はできなくて、残念でした。。。
しかーし、日本唯一の 琥珀採掘体験コーナーが
東京に来てくれました。
池袋サンシャインシティで 11月8日~10日に開催された 旅フェアです。
早速、挑戦。
アイスピックのようなもので、少しずつ削っていきます。
土がもろくて、割れやすいので注意です。
頑張りました。
でも、、、削れど削れど、琥珀は姿を見せません。
期待は していませんでした。
ゴロゴロと出てきたら、岩手は今頃、億万長者のはずです。
それに、琥珀は高額。
おいそれとみつけられないから、なんでしょうね、、、。きっと。
でも、こうも見つからないと、テンションも下がってきて、、、
思考も すっかりマイナスで、、、
黙々と作業していることに、限界が近づいてきたんですよ。。。
ついには
「この中には、琥珀はないようでーす。」
と 白旗を あげました(降参)
スタッフの方が チェックしてくれます。
「この細かい白い点の部分は、琥珀ですよ」
えっ!!?
知らずに 削っていました・・・
琥珀は 飴色で、ごろんと 大きく 見つかるものと。。。。。。
「はせっちさんの 想像している 琥珀は、
お店に 並んでいる 磨かれたあとの 琥珀ですよね?
これは原石です。
それに、見つけられるのは、1mm~2mmの 琥珀が ほとんどですよ(苦笑)」
とのこと。
そのアドバイスをもとに、再チャレンジ。
すると、
と、採れました・・・・・・ ミクロ琥珀が!!!!
「小瓶に詰めて、星の砂のようにしましょう。」
と、スタッフさんが 優しく労わってくれました。
隣のちびっこは、大物を 見つけていました。
すごいっ!!!
センスと忍耐力のある子に 違いない。
この琥珀が美しくなるかは、磨き次第
せっせと磨きあげていくのが重要なのだそうです。
思い出しますね。ミズタクのモットー。
『 どんないい原石も 磨かないと 光らない 』
あれ?勉さんが 言ったのかな?
まぁ、いいや。 いいセリフは、ミズタクが 言ったことにしよう。
そうか、軽視されているのは、琥珀でははなく、勉さんの方だったのか。。。
(はせっち★)
久慈琥珀採掘体験教室