神楽坂にある 「くらしの知恵と道具 jokogumo」 に
おじゃましてきました。
1/29(水)から2/3(月)まで、
浄法寺漆祭in神楽坂 が開催されていたのです。
※イベントは終了しました
会場は 3か所あり、充実の広さ~
浄法寺塗の 漆器はもちろん、
二戸地域の食材や 手仕事道具なども 並びました。
「いわて学講座」で、勉強したばかりの「こぶくら」に、
店頭では、鈴木健司さんによる 漆掻きの実演も
※「漆掻き」については、前のブログを 参考に ご覧ください
→http://www.iwate-ginpla.net/anecco/2012/11/post-103.html
浄法寺の お母さんによる食堂も OPEN!
浄法寺塗の うつわで、二戸地方の郷土料理が食べられます。
「きゃば餅」「へっちょこ団子」・・・・・・
県南出身の私には、??な 食べ物ばかりです。
「へっちょこ団子」を注文
なんて、へなちょこな名前 プププ(笑)・・・!!と、
思いながらも口に出せず、、、待っていると
ついに、きました「へっちょこ団子」 (撮影:みなっち)
全然 へなちょこじゃない~、美味しそう~
おしるこみたい。ですが、お団子に特徴が あります。
白玉粉や小麦粉などではなく、、、
「タカキビ粉」 、雑穀です
二戸地域は、雑穀栽培が 非常に盛ん。
夏が冷涼すぎて、米以外に 依存せざるを 得なかった等、
理由は様々ありますが、
湿度が 少ない気候ゆえに、
雑穀栽培に 非常に適していることは、間違いありません
最近では、健康ブームもあり
二戸の雑穀も、注目されるようになってきました。
「へっちょこ団子」も、二戸に数ある 雑穀料理のひとつです。
作り方は、、、
タカキビ粉を お湯とよく練って、耳たぶくらいの 硬さにします。
それを 団子状に丸め、
中央を ぺこっと凹ませます。
その形が、おへそのように 見えるから、
「へっちょこ」と 呼ばれているそうです
沸騰したあずき汁の中に、ポトリポトリと 落とし、
団子が プカプカ 浮いてきたら 出来上がり
ふわっトロリと 独特な食感に 変わります。
(白玉より、ハマリそう)
あったかくて、ほんのり甘くて、ちょこっと感じるキビのクセ。
癒される味です
あぁ・・・疲れもふっとぶようだ~。
昔の人も「癒される」と 感じていたようです。
「へっちょこ」 には、もうひとつ 意味がありました。
二戸地域の方言で 「お疲れ様。」
1日 疲れたなー、ごくろうさんって時に、
「へっちょはいだな~」と、言うそうです
へっちょこ団子は、
秋の収穫が終わり、「庭じまい」の時期に、
「1年間 ご苦労様でした」と 祝って食されたのだそうです。
だから、疲れも ふっとぶ優しい味なんですね~。
イベントは終了しましたが、
二戸の雑穀やレシピは、いわて銀河プラザに置いてあるので、
是非、へっちょはぐ前に、来てみてください~。
(はせっち★)